「実家から『ASAHI PENTAX』と書かれたカメラが出てきたけれど、値段はつくの?」「SPやMX、ME Super…機種名はわかるけれど、どれくらいの価値があるのかわからない」
このような方が多いのではないでしょうか?
ペンタックス(PENTAX)は、国産初の35mm一眼レフを作ったメーカーとして知られ、半世紀以上にわたって数多くのフィルムカメラを世に送り出してきました。機種の数が多く、機種によって買取価格の差がとても大きいのが特徴で、数千円ほどの機種もあれば、数万円で取引される機種もあります。
今回は、ペンタックスのフィルムカメラの機種別の買取相場と高値がつきやすい機種の見分け方、さらに少しでも高く売るためのポイントについて詳しく解説していきます。ペンタックスのカメラの売却を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ペンタックスのフィルムカメラの機種別の買取相場
- LX・MX・PENTAX 17など高値がつきやすい機種
- ペンタックスのカメラを高く売るポイント
ペンタックス(PENTAX)とは?
ペンタックスは、1919年に東京で創業した「旭光学工業」(のちのペンタックス)が手がけてきた日本のカメラブランドです。眼鏡や双眼鏡のレンズ作りから始まり、1952年に国産初の35mm一眼レフ「アサヒフレックスI」を発売しました。
1957年には、ペンタプリズムを載せた「アサヒペンタックス」を発売しました。旭光学のカメラで初めて「ペンタックス」の名前が付いた機種で、この名前がのちにブランド名・社名になりました。1964年の「アサヒペンタックスSP(スポットマチック)」は、レンズを通った光で明るさを測る「TTL測光」を備えた一眼レフとして広く普及し、今でも中古市場でよく見かけるカメラです。
その後、1975年にレンズの取り付け方式を「Kマウント」に切り替え、MX・ME・LXなどの名機を生み出しました。2002年に社名を「ペンタックス」に変更し、その後HOYA、リコーへと引き継がれて、現在はリコーイメージングがペンタックスのカメラを手がけています。2024年には、新しいフィルムカメラ「PENTAX 17」も発売されました。
ペンタックスのカメラの種類
ペンタックスのフィルムカメラは、種類によって買取価格の傾向が大きく異なります。お持ちのカメラがどれに当たるか、まずは確認してみましょう。
| 種類 | 主な機種 | 特徴 |
|---|---|---|
| ねじ込み式(M42マウント)の一眼レフ | アサヒペンタックス(AP)、S2、SP、SPF、ES | レンズをねじ込んで取り付ける古い一眼レフ。「タクマー」レンズとセットで見つかることが多い |
| Kマウントのマニュアルフォーカス一眼レフ | K2、KX、KM、K1000、MX、ME Super、LX | 1975年からの一眼レフ。ピントは手で合わせる。台数が多く、機種による差が大きい |
| オートフォーカスの一眼レフ | SFX、Z-1、MZ-3、MZ-5、MZ-S | ピントを自動で合わせる一眼レフ。ボディのみの価格は数千円以下が中心 |
| コンパクト・ハーフサイズ | PENTAX 17、エスピオ、auto110 | レンズ一体型のコンパクトカメラや小型のカメラ。auto110は110フィルムを使うレンズ交換式の小型一眼レフ。2024年発売のPENTAX 17は高値で取引されている |
| 中判カメラ | PENTAX 67、67II、645 | ブローニーフィルムを使う大きなカメラ。中判人気で買取価格が上がっている |
古いカメラは、ペンタプリズムの部分(カメラの上の三角の部分)に「ASAHI PENTAX」、新しいカメラは「PENTAX」と書かれていることが多いです。機種名がわからない場合も、カメラ全体の写真を送っていただければ査定の際にお調べします。
なお、中判のPENTAX 67・67IIについては、PENTAX 67の買取相場の記事で詳しく解説しています。また、「Kシリーズ」のデジタル一眼レフや、名前が似ている「PENTAX MX-1」(デジタルカメラ)をお持ちの方は、カメラ・レンズ買取ページをご覧ください。
ペンタックスのフィルムカメラの買取相場
買取かいまーるでのペンタックスのフィルムカメラの買取上限価格は以下のとおりです(2026年10月時点・ボディのみ、動作に問題がない美品の場合)。
| 機種 | 買取上限価格 |
|---|---|
| PENTAX LX | 〜35,000円 |
| PENTAX LX(チタン・ゴールドなどの限定モデル) | 個別にお見積もり |
| PENTAX 17 | 〜50,000円 |
| ASAHI PENTAX MX | 〜14,000円 |
| 初期のアサヒペンタックス(AP・K・S2など) | 個別にお見積もり |
| PENTAX MZ-S | 〜14,000円 |
| ASAHI PENTAX K2・KX・KM・K1000 | 〜8,000円 |
| ASAHI PENTAX SP・SPFなどスポットマチック | 〜7,000円 |
| PENTAX ME Super・MEなど | 〜5,000円 |
| PENTAX MZ-3・Z-1などのAF一眼レフ | 〜3,000円 |
| エスピオなどのコンパクトカメラ・auto110 | 〜3,000円 |
| タクマー・FA Limitedなどのレンズ付き | 上記に加算して査定 |
実際の買取価格は、状態を確認したうえで決まります。表のとおり、ペンタックスは機種によって買取価格が10倍以上も変わるメーカーです。また、買取店によって提示額の差が大きい機種も多いため、複数の業者で見積もりを取って比べることをおすすめします。
高値がつきやすいペンタックスのカメラ
ペンタックスの中でも、次の機種は中古市場で人気が高く、高値がつきやすいカメラです。
- LX:1980年に旭光学の創立60周年を記念して発売された、プロ向けの最上位機。ファインダーを交換でき、ペンタックスの一眼レフとして初めて防塵・防滴の構造を採用した。チタンやゴールドの限定モデルはさらに高値で取引されている
- PENTAX 17:2024年に発売された、ペンタックスの新しいフィルムカメラ。フィルム1コマの半分の大きさで撮る「ハーフサイズ」で、発売から日が浅く状態の良いものが多い
- MX:1976年に発売された、小型・軽量のマニュアル一眼レフ。シャッターが機械式で、今でも撮影に使いたい人が多い
- 初期のアサヒペンタックス:1957年の「アサヒペンタックス(AP)」や、その後の「K」「S2」など。製造から60年以上たっており、状態によっては高く評価される
- MZ-S:オートフォーカスのフィルム一眼レフ「MZシリーズ」の上位機。AF一眼の中では例外的に値段がつきやすい
とくにLXは、20年を超えて作られたロングセラーで、ペンタックスのフィルム一眼レフの中でも別格の扱いです。ファインダーや付属品が揃っていると、さらに評価が上がりやすくなります。
SP・K1000・ME Superは「まとめて査定」がおすすめ
SP(スポットマチック)やK1000、ME Superなどは、たくさん作られて広く普及したカメラです。そのため、ボディだけの買取価格は数千円ほどが中心になります。
ただし、こうしたカメラは交換レンズや付属品と一緒に見つかることがよくあります。SPなどに付く「タクマー(Takumar)」レンズや、Kマウントの「FA Limited」レンズの中には、カメラ本体より高く評価されるものもあります。ボディ・レンズ・フラッシュなどをまとめて出すことで、合計の査定額が上がりやすくなります。
動作しないカメラやジャンク品でも、買取できる場合があります。詳しくはジャンクカメラや故障品の買取について解説した記事もご覧ください。
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ペンタックスのカメラを高く売るためのポイント
1. 動作確認を行う
ペンタックスのカメラは、機種によって動作確認のしかたが違います。SPやMX、K1000などはシャッターが機械式なので、電池がなくてもシャッターを切って確認できます。フィルムの巻き上げレバーを回してシャッターを切り、スムーズに動くかを見ておきましょう。電池は露出計を動かすために使います。
一方、ME SuperやMZシリーズ、エスピオなどは電池で動く電子制御のカメラです。電池を入れて電源が入るか、シャッターが切れるかを確認しておくと査定がスムーズに進みます。電池が手元になく確認できない場合も、そのまま買取は可能です。わかる範囲で状態を伝えていただければ問題ありません。
2. 外観を綺麗にする
ボディのほこりや指紋は、柔らかい布で軽く拭き取っておくと良い印象につながります。ただし、レンズやファインダーの内側を自分で掃除したり、分解したりするのは避けましょう。傷やズレの原因になり、かえって査定額が下がることがあります。
ペンタックスのカメラの査定では、レンズやファインダーのカビ・くもり、裏ぶたの遮光材(モルト)の劣化もチェックされます。MXやMEなどの古い一眼レフでは、ファインダーをのぞいたときに見えるシミや線(プリズムの腐食)も確認されます。長くしまっていたカメラは、湿気の少ない場所に移しておくだけでもカビの進行を抑えられます。
3. 付属品やレンズを揃える
元箱・説明書・ケース・ストラップが揃っていると、評価が上がりやすくなります。PENTAX 17のように発売から日が浅いカメラは、箱や付属品が揃っていることが多いため、捨てずに一緒に出しましょう。LXの場合は、付け替え用のファインダーも大切な付属品です。
タクマーやFA Limitedなどのレンズ、フラッシュ、ワインダーなどをお持ちの場合は、一緒に査定に出すことで合計の査定額が上がりやすくなります。ペンタックスのレンズは、他社のカメラに付けて使う人もいるため、レンズだけでも買取の対象になります。
ペンタックスのカメラの買取を依頼する流れ
まずは信頼できるカメラ買取業者を選びます。ペンタックスのカメラは機種が多く、店によって提示額の差が出やすいため、フィルムカメラの買取実績がある業者を複数比べるのがおすすめです。
業者が決まったら、オンラインの査定フォームや電話、LINEなどで問い合わせます。機種名とレンズや付属品の有無を伝えると、おおよその査定額を事前に確認できます。複数のカメラがある場合は、まとめて写真を送るとスムーズです。
宅配買取または出張買取で実際の査定を行います。査定では、シャッターや電子部品の動作、レンズやファインダーのカビ・くもり、外観の傷、付属品の有無などがチェックされます。
査定結果に納得したら、買取契約が成立し、支払いが行われます。支払い方法は、銀行振込や現金での即日支払いなど、業者によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
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カメラの高価買取は「出張買取かいまーる」におまかせ

カメラ専門の鑑定士が査定
買取かいまーるでは、カメラに精通した鑑定士が一点ずつ丁寧に査定いたします。
ペンタックスのカメラも、機種やモデルの違いから、シャッターや電子部品の動作、レンズの状態、付属品の有無まで確認したうえで買取価格をご提示します。「ASAHI PENTAX」と書かれた古いカメラや、長年しまったままで動くかわからないカメラも、まずはご相談ください。
中判のPENTAX 67をお持ちの方は、PENTAX 67の買取相場の記事もあわせてご覧ください。デジタルカメラやレンズの買取については、カメラ・レンズ買取ページをご覧ください。
宅配での買取にも対応
出張買取だけでなく、宅配買取にも対応しております。
お忙しい方や遠方の方でも、ご自宅から手軽に売却が可能です。カメラやレンズはもちろん、カメラ以外の品物もまとめて査定いたします。まずはLINEまたはメールにて、お気軽にお問い合わせください。
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まとめ
ペンタックスのフィルムカメラは、機種によって買取価格の差がとても大きいメーカーです。買取かいまーるでの買取上限価格は、LXで〜35,000円、PENTAX 17で〜50,000円、MXで〜14,000円、SPなどのスポットマチックで〜7,000円です(2026年10月時点・ボディのみ)。いずれも状態や付属品の有無によって変動し、タクマーやFA Limitedなどのレンズが付いている場合は加算して査定します。
ボディだけでは値段がつきにくい機種でも、レンズや付属品と一緒に出すことで査定額が上がりやすくなります。しまったままにしておくとカビや劣化で査定額が下がることもあるため、使う予定がないなら、早めに査定を受けておくのがおすすめです。
売る前には、機種名の確認と動作確認を忘れずに行いましょう。今回の記事を参考に、ペンタックスのカメラを賢く売却しましょう。
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