「実家から『Nikon』と書かれた古いカメラが出てきたけれど、いくらで売れるの?」「F3やF4、FE…型番が多すぎて、自分のカメラがどれなのかわからない」
このような方が多いのではないでしょうか?
ニコン(Nikon)は、プロの報道カメラマンから家庭まで幅広く使われてきた日本のカメラメーカーです。フィルムカメラの種類がとても多く、名前が似ていても買取価格が大きく違うのが特徴です。たとえば「F3」と「F-301」は名前がよく似ていますが、買取価格には10倍以上の差があります。
今回は、ニコンのフィルムカメラの機種別の買取相場と型番の見分け方、さらに少しでも高く売るためのポイントについて詳しく解説していきます。ニコンのカメラの売却を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
- ニコンのフィルムカメラの機種別の買取相場
- F6・FM3A・28Tiなど高値がつきやすい機種
- ニコンのカメラを高く売るポイント
ニコン(Nikon)のフィルムカメラとは?
ニコンは、1917年に創業した「日本光学工業」を前身とする日本の光学機器メーカーです。1948年に最初のカメラ「ニコンI型」を発売し、1988年に社名を今の「ニコン」に変更しました。
1959年に発売した一眼レフ「Nikon F」は、ファインダーを取り外して交換できる本格的なカメラとして、ニコンの名前を広めました。その後もF2、F3、F4、F5、F6と続く「Fシリーズ」が、ニコンのフィルムカメラの中心になります。
一方で、FMやFEのような小型の一眼レフ、ニコマート、オートフォーカスの一眼レフ、コンパクトカメラまで数多くの機種を作ってきました。そのため、実家などから見つかるニコンのカメラも人によってさまざまです。
ニコンのカメラの種類
ニコンのフィルムカメラは、種類によって買取価格の傾向が大きく異なります。お持ちのカメラがどれに当たるか、まずは確認してみましょう。
| 種類 | 主な機種 | 特徴 |
|---|---|---|
| Fシリーズ(F+1桁の数字) | F、F2、F3、F4、F5、F6 | プロ向けの最上位機。ニコンのフィルムカメラの代表で、F4以降はオートフォーカスに対応する |
| F100 | F100 | F5の技術を受け継ぎ、小型にまとめた上級者向けのオートフォーカス一眼レフ |
| FM・FEシリーズなど | FM、FM2、FM3A、FE、FE2、FA | 小型のマニュアルフォーカス一眼レフ。FM系は機械式シャッター、FE系は電子制御シャッターが基本 |
| 手ごろな価格帯の一眼レフ | EM、FG、FG-20、ニコマート(FT・ELなど) | 1960〜80年代に広く普及した機種。実家から見つかることが多い |
| 1980年代以降の一般向け一眼レフ | F-301、F-501、F-601、F-801、F90X、F80、F70 | F-501以降の多くはオートフォーカスに対応する。ハイフン付きの型番や、Fのあとに2桁の数字が続く型番が目印 |
| コンパクトカメラ | 28Ti、35Ti、L35AF、AF600 | レンズ一体型の小型カメラ。チタンボディの28Ti・35Tiは高級コンパクトとして人気がある |
| レンジファインダー | S2、SP、S3 | 1950年代のカメラ。一眼レフのFが登場する前のニコンの主力で、流通は多くない。S3・SPには2000年代の復刻版もある |
「F3」と「F-301」は別のカメラ。型番の見分け方
ニコンの型番は「F」で始まるものが多く、よく見ないと間違えやすいのが難しいところです。Fのあとの数字が1桁ならプロ向けの最上位機と考えるとわかりやすいでしょう。
- F3、F4、F5(ハイフンなし・1桁):プロ向けの最上位機
- F-301、F-501、F-801(ハイフンあり・3桁):一般向けの一眼レフ
- F80、F70(ハイフンなし・2桁):一般向けのオートフォーカス一眼レフ(F90系は上級者向け)
- F100(ハイフンなし・3桁):F90Xの上に位置する上級者向けのオートフォーカス一眼レフ
同じFやF2でも、ファインダーの種類で買取価格が変わります。露出計のないシンプルなファインダーが付いた「アイレベル」(Fでは上部がとがった三角屋根のような形)は高く評価されやすく、露出計付きの大きなファインダーが付いた「フォトミック」は安くなる傾向があります。ただし、F2のフォトミックASのように、アイレベルと同じくらい評価される型もあります。F4も、大きな電池パックが付いたF4S・F4Eのほうが高めです。機種名がわからない場合も、カメラ全体の写真を送っていただければ査定の際にお調べします。
なお、F2、F3、FM2については、それぞれNIKON F2フォトミックの買取相場の記事、Nikon F3の買取相場の記事、Nikon FM2の買取相場の記事で詳しく解説しています。
ニコンのフィルムカメラの買取相場
買取かいまーるでのニコンのフィルムカメラの買取上限価格は以下のとおりです(2026年10月時点・本体のみ、動作に問題がない美品の場合)。
| 機種 | 買取上限価格 |
|---|---|
| F(アイレベル) | 〜20,000円 |
| F フォトミック | 〜5,000円 |
| F2 アイレベル・フォトミックAS | 〜30,000円 |
| F2 フォトミックA | 〜22,000円 |
| F2 フォトミックS・SB | 〜20,000円 |
| F2 フォトミック | 〜15,000円 |
| F3 | 〜25,000円 |
| F3HP・F3P・F3 Limited | 〜45,000円 |
| F3/T(チタン) | 〜60,000円 |
| F4 | 〜5,000円 |
| F4S・F4E | 〜8,000円 |
| F5 | 〜30,000円 |
| F6 | 〜80,000円 |
| F100 | 〜30,000円 |
| FM | 〜5,000円 |
| FM2(初期型) | 〜15,000円 |
| New FM2 | 〜20,000円 |
| FM2/T(チタン) | 〜40,000円 |
| FM3A | 〜50,000円 |
| FE | 〜5,000円 |
| FE2 | 〜8,000円 |
| FA | 〜5,000円 |
| EM・FG・FG-20 | 〜1,500円 |
| ニコマート(FT・ELなど) | 〜2,000円 |
| F-301・F-501・F-601・F-801など | 〜1,500円 |
| F90X・F80・F70など | 〜2,000円 |
| 28Ti | 〜50,000円 |
| 35Ti | 〜40,000円 |
| L35AF・AF600などのコンパクトカメラ | まとめて査定 |
| F2チタン・F3AF・F3H・F5 50周年記念モデルなどの限定・特殊モデル | 個別にお見積もり |
| S2・SP・S3などのレンジファインダー、ニコノス | 個別にお見積もり |
| 交換レンズ・モータードライブ付き | 上記に加算して査定 |
実際の買取価格は、状態を確認したうえで決まります。表のとおり、ニコンは機種によって買取価格が数十倍も変わるメーカーです。また、買取店によって提示額の差が大きい機種も多いため、複数の業者で見積もりを取って比べることをおすすめします。
高値がつきやすいニコンのカメラ
ニコンの中でも、次の機種は中古市場で人気が高く、高値がつきやすいカメラです。
- F6:2004年に発売された、Fシリーズ最後のフィルム一眼レフ。Fシリーズの中では新しく、中古市場でも高く取引されている
- FM3A:2001年に発売された小型の一眼レフ。マニュアル撮影なら電池がなくても1/4000秒までシャッターが切れる仕組みと、絞り優先の自動露出の両方を備えている
- 28Ti・35Ti:1990年代のチタンボディの高級コンパクトカメラ。カメラの上面に並んだ針のメーターが特徴で、海外でも人気がある
- F3/T・FM2/T:外装にチタンを使ったモデル。通常のモデルより高く評価されやすい
限定モデルや特殊なモデルは、同じ型番でも通常のモデルとは大きく価格が変わることがあります。「Titan」の刻印があるF2や、「50周年」の記念モデルなどをお持ちの方は、一度ご相談ください。
F-501やニコマートは「まとめて査定」がおすすめ
F-501やF-601、EM、ニコマートなどは、たくさん作られて広く普及したカメラです。そのため、ボディだけの買取価格は2,000円以下が中心になります。
ただし、ニコンの一眼レフは「Fマウント」という共通の規格で、世代による制限はあるものの多くのレンズを使い回せるのが特徴です。「NIKKOR」と書かれた交換レンズが付いている場合は、カメラ本体よりレンズのほうが高く評価されることもあります。ボディ・レンズ・フラッシュなどをまとめて出すことで、合計の査定額が上がりやすくなります。
動作しないカメラやジャンク品でも、買取できる場合があります。詳しくはジャンクカメラや故障品の買取について解説した記事もご覧ください。
\カメラの査定・ご相談は無料です/
ニコンのカメラを高く売るためのポイント
1. 動作確認を行う
ニコンのカメラは、機種によって動作確認のしかたが違います。F、F2、FM、FM2はシャッターが機械式なので、電池がなくてもシャッターを切って確認できます。電池は露出計を動かすために使います(露出計のないアイレベルでは使いません)。FM3Aも、マニュアル撮影なら電池がなくてもシャッターが切れます。
一方、F3、FE、FE2、FAは電子制御のシャッターで、電池がないと使えるシャッタースピードが限られます(F3は非常用のレバーで1/60秒、FEは1/90秒、FE2・FAは1/250秒など)。F4以降のFシリーズやF100、F-501などのオートフォーカス機は、電池を入れないと動かないカメラです。電池を入れて電源が入るか、シャッターが切れるかを確認しておくと査定がスムーズに進みます。電池が手元になく確認できない場合も、そのまま査定は可能です。わかる範囲で状態を伝えていただければ大丈夫です。
2. 外観を綺麗にする
ボディのほこりや指紋は、柔らかい布で軽く拭き取っておくと良い印象につながります。ただし、レンズやファインダーの内側を自分で掃除したり、分解したりするのは避けましょう。傷やズレの原因になり、かえって査定額が下がることがあります。
ニコンのカメラの査定では、レンズやファインダーのカビ・くもり、裏ぶたの遮光材(モルト)の劣化もチェックされます。また、F100などは、ゴムの部分が年数とともにベタついてくることがあります。無理にこすらず、そのままの状態でご相談ください。長くしまっていたカメラは、湿気の少ない場所に移しておくだけでもカビの進行を抑えられます。
3. 付属品やレンズを揃える
元箱・説明書・ケース・ストラップが揃っていると、評価が上がりやすくなります。FやF2は、別のファインダーやピント板が残っていることもあるため、捨てずに一緒に出しましょう。
一眼レフをお持ちの場合は、交換レンズ、フラッシュ、モータードライブなども一緒に査定に出すことで合計の査定額が上がりやすくなります。とくにNIKKORのレンズは、レンズだけでも買取の対象になります。
ニコンのカメラの買取を依頼する流れ
まずは信頼できるカメラ買取業者を選びます。ニコンのカメラは機種が多く、店によって提示額の差が出やすいため、フィルムカメラの買取実績がある業者を複数比べるのがおすすめです。
業者が決まったら、オンラインの査定フォームや電話、LINEなどで問い合わせます。機種名とレンズや付属品の有無を伝えると、おおよその査定額を事前に確認できます。複数のカメラがある場合は、まとめて写真を送るとスムーズです。
宅配買取または出張買取で実際の査定を行います。査定では、シャッターや電子部品の動作、レンズやファインダーのカビ・くもり、外観の傷、付属品の有無などがチェックされます。
査定結果に納得したら、買取契約が成立し、支払いが行われます。支払い方法は、銀行振込や現金での即日支払いなど、業者によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
\カメラの査定・ご相談は無料です/
カメラの高価買取は「出張買取かいまーる」におまかせ

カメラ専門の鑑定士が査定
買取かいまーるでは、カメラに精通した鑑定士が一点ずつ丁寧に査定いたします。
ニコンのカメラも、機種やモデルの違いから、シャッターや電子部品の動作、レンズの状態、付属品の有無まで確認したうえで買取価格をご提示します。「Nikon」や「Nikomat」と書かれた古いカメラや、長年しまったままで動くかわからないカメラも、まずはご相談ください。
ほかのメーカーのフィルムカメラをお持ちの方は、ミノルタのフィルムカメラの買取相場やペンタックスのフィルムカメラの買取相場の記事もあわせてご覧ください。デジタルカメラやレンズの買取については、カメラ・レンズ買取ページをご覧ください。
宅配での買取にも対応
出張買取だけでなく、宅配買取にも対応しております。
お忙しい方や遠方の方でも、ご自宅から手軽に売却が可能です。カメラやレンズはもちろん、カメラ以外の品物もまとめて査定いたします。まずはLINEまたはメールにて、お気軽にお問い合わせください。
- NIKON
- CANON
- MINOLTA
- PENTAX
- OLYMPUS
- CONTAX
\カメラの査定・ご相談は無料です/
まとめ
ニコンのフィルムカメラは、機種によって買取価格の差がとても大きいメーカーです。買取かいまーるでの買取上限価格は、F6で〜80,000円、FM3Aと28Tiで〜50,000円、F3HPで〜45,000円、F2のアイレベルで〜30,000円です(2026年10月時点・本体のみ)。いずれも状態や付属品の有無によって変動し、交換レンズなどが付いている場合は加算して査定します。
ボディだけでは値段がつきにくい機種でも、レンズや付属品と一緒に出すことで査定額が上がりやすくなります。しまったままにしておくとカビや劣化で査定額が下がることもあるため、使う予定がないなら、早めに査定を受けておくのがおすすめです。
売る前には、機種名の確認と動作確認を忘れずに行いましょう。今回の記事を参考に、ニコンのカメラを賢く売却しましょう。
あわせて読みたい
- NIKON F2フォトミックの買取相場とは?高く売るポイントも紹介
- Nikon(ニコン)F3の買取相場とは?高く売るポイントも紹介
- Nikon(ニコン)FM2の買取相場とは?高く売るポイントも紹介
- MINOLTA(ミノルタ)のフィルムカメラの買取相場とは?高く売るポイントも紹介
- PENTAX(ペンタックス)のフィルムカメラの買取相場とは?高く売るポイントも紹介
- ジャンクカメラや故障品は買取できる?売却のポイントを解説
- 【2026年8月更新】カメラ買取価格相場まとめ|人気機種の買取価格を一覧でチェック



コメント